W124メルセデスの塗装 準備編
以前購入していただいたW124の塗装をします。
もう30年経つクルマですが、程度はすこぶる良いのです
しかし、やはり塗装は傷むもので、凹みの修理も兼ねて修理します
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サフェまではまあ、簡単に。
塗装部分の分解をします
その中でもかなり珍しい、日本ならではのドアバイザーから手がけます
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がっちりはまり込んでいるウエザーストリップを外していきます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/12/RIMG0241-1024x768.jpg)
バイザーは両面テープで貼りついています。
手順を誤ったり、ちょっと無理すると簡単に割れますので、慎重に両面テープを切っていきます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/12/RIMG0242-1024x768.jpg)
無理は禁物です。カッターは絶対使えません。へらで剥がしていきます
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/12/RIMG0243-1024x768.jpg)
どうにか外れました。
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/12/RIMG0244-1024x768.jpg)
このように両面テープがバイザーとボディそれぞれに残りますから、後ほど剥がします
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剥がしている画像あるかと思ったら、ありませんでして
どうやって取るかというと、忍耐強く小さなヘラと指先で剥がしていくのです。肩の凝る作業です
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キレイになった画しかないのが残念
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しかし… このバイザーも等しく時を重ねていて、通常、この手の当時のバイザーは3Mの緑色の箱の両面テープと同じ物が使われていて、幅が12mmの厚さ1.2mmと言うド定番があったのですが、既にだいぶ前に生産は終了していたとのこと…
この両面テープの存在は重要で、違う現行の物を貼ると、色が違って反対側と印象が大きく変わってしまうのです
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/12/RIMG0665-1024x768.jpg)
幸いテープを貼る部分はかなり黒くなっていて、透過性が低いのですが、それでもグレーのものを使わないと大変によくありません
![](https://mpi-bp.com/wp-content/uploads/2022/12/RIMG0664-1024x768.jpg)
塗料資材の卸元に近いものがあったので、それを使いますが、自動車に使う両面テープ、バイザーをはじめ、モールなどの両面テープは3Mが圧倒的なシェアです
なんとも旧車らしいハナシです。